早起きした日にゆっくりと。時間を忘れ、悠久の歴史に浸る
国家の科学の殿堂
この日は早起きしたわけではなかったのですが、息子との約束で国立科学博物館に行ってきました
目的は鉱物の展示を見学だったんですが、いやいや見所が多過ぎて大変です
さすが国立ですね
ここには日本で採集できるほとんどの日本産鉱物種が登録標本として保管されていて
その数およそ5万点以上、、、
そもそもこの科学博物館は、人類・自然・科学について学べる1877(明治10)年に創立された
日本で最も歴史のある博物館
また、日本でただひとつの国立総合科学博物館で、単なる展示に留まることなく
自然史および科学技術史の研究において
国内の中核的研究機関として活動されているそうです
この国立科学博物館、もちろん展示品を見て回るのも楽しいのですが、建築も見応えがあります
博物館の日本館とされている建物は現在「旧東京科学博物館本館」として、重要文化財に指定されています。
建設されたのは1931(昭和6)年。関東大震災で壊れた建物を建て替える形で誕生しました
ちなみに上から見ると飛行機の形をしているそうです
屋上には天体観測ドームもあり、定期的に観望会が開かれているそうです
また世界館(別館)の屋上にはハーブガーデンもあり、多種多様なハーブを見ることも出来ますよ
天井部や壁面には、漆喰やタイルモザイクによる装飾が施され、ステンドグラスもあって、とても華やかなです
使われているのものは大理石で床に使われてるタイルは常滑の伊奈製陶(現在のINAX)製だそうです。
玄関ホールの大理石の装飾は見応えがありますね
さてさて目的の鉱物の展示ですが、天然のものとは思えない
どんな規則をもって作られたのか、自然の不思議を感じることの出来る鉱物たちが壁一面に。
中には隕石も飾られていて、地球の外の空間にあった物質と対峙し、いつかも分からない時から現在にたどり着くまでの、ながい旅に思いを寄せてみたりして
初めのうちは集中力も持続していて、家族みんな好奇心で目をキラキラさせていましたが
半分も見ないうちに皆んな体力は尽きてしまい、休憩
博物館内の喫茶スペースで、軽くご飯を食べ、もうひとつの楽しみの
ミュージアムショップへ
実は、国立科学博物館は都内でも有数の鉱物ショップでもあります
並べられているものは、ピンからキリまで、子供のお小遣いでも
買えるくらい物から、中古車くらいは買えるくらいの値段のものまで
見応えもありますし、楽しいかったです
息子は発掘キット(固まった砂を小さなシャベルで崩していくと
中に不特定の鉱物が出てくる)を買っていて
自分も子供の頃、化石の発掘とかに憧れていたことを思い出し、なんだか嬉しくなりました
このように建物だけでも堪能できる素晴らしい場所でもあり、もちろん展示内容といえば
何度でも足を運んで、楽しむ価値のあるものです
*本当に膨大な展示で、正直、ちゃんと観ようと思ったら一日では足りないと思います☺️
また、国立科学博物館の周辺には他にも素敵な建築が集まっておりますので、建物を見て回るのもおすすめです!!
参考 国立西洋美術館
国立芸術大学
国立博物館 etc