白山眼鏡店
私は子供の頃は目が良くて、メガネなんぞかける必要のない
健康優良児だった
ただ中学生の頃、何故だか無性に眼鏡をかけてみたくなり
親に「最近どうも黒板の文字がよく見えない」などと嘘をつき
近所の眼鏡屋に行き、どうにか眼鏡を作ってもらったことがある
近所と言っても本当に近所には眼鏡屋などなく
上野までバスに揺られ、そこで初めて足を踏み入れた眼鏡屋が白山眼鏡店だった
その頃は、どんなお店かなんて知らず、ジョンレノンが掛けていた眼鏡が
白山眼鏡店のものだなんて知るよしもなかった
これが嘘ついて買ってもらったその眼鏡
30年以上前のものですっかりヴィンテージw
もちろん現役で大切に
白山眼鏡店は1883年もともとは日本橋人形町にあった白山眼鏡店が原型
その後1946年、上野に移転する(どうやら分家という形だったらしいです)
現在では、渋谷、自由が丘、吉祥寺、大阪と店舗あり
最近では、自分が身に付けるものは
出来るだけ変えずに永く付き合っていくことにしようと決めた
きっと長く付き合っていくことで、ただの人とモノの関係から
それは生活のもしくは体の一部のように感じていくのだろう
こんな時代だからこそ、一つのものと会話をしながら付き合っていく事は
何か人間関係とも通じ、必要となっていくのではないだろうか
白山眼鏡店の眼鏡は
ジョンレノン
エルトンジョン
高橋幸彦
緒方けん
Etc
多くの著名人にも愛用されている
先にジョンレノン氏も白山眼鏡店の眼鏡を掛けていたという話をしたが
彼が命を落とされた時に掛けていたものが当時愛用されていた
白山眼鏡店のものである
平和活動家のオノ・ヨーコさんが亡夫ジョン・レノンの「血のりメガネ」の写真を
Twitterに共有し、「銃なき社会」を目指すメッセージを訴えかけた
写真は、レノン夫妻が暮らしていたダコタ・ハウスで撮影されたもので
オノ・ヨーコのアルバム『シーズン・オブ・グラス』の
カバーに使用され有名になった一枚
ジョン・レノンが殺害されたときに身に着けていた血のりがついたメガネ
その背景にはぼやけたマンハッタンとストロベリー・フィールズ記念碑のある
セントラル・パークが写っている。
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