池袋にもフランクロイドライト
フランクロイドライトの建築が池袋にもあるんです
ここは大正10年に羽仁吉一・もと子夫妻によって女学校自由学園として設立しました
新しい教育の実現を目指し、生徒らに自ら昼食を作らせるなど、生活を結びついた教育
大正デモクラシー期における自由教育運動の象徴で
ちょうど旧帝国ホテル設計のために来日していたライトに建築家 遠藤新を介して
校舎の設計を依頼しました
(現在、自由学園は東久留米に移転し、幼稚園から大学まで生徒800人が学んでいます)
その後学校が移転した後、自由学園明日館と命名し卒業生の諸活動の拠点として使われてきました
そして、現在国の重要文化財に指定され、国、都、区の補助事業による保存修理事業が行われ
、建物は使ってこそ維持保存できるとい考えのもと、動態保存のモデルとして運営されています
会館事業として教室、講堂を貸し出し、ウエディング、コンサート、セミナー、クラス会など
多岐にわたり、ご利用できるようになっています
詳しくは
さて綺麗に手入れをされた芝生を横に見ながら、受付へ
中入り校舎を臨みます
左右対象のデザインがライトらしく、整然とした雰囲気を感じさせます
優しさと温かみを感じられる作りです
復刻ではありますが当時の椅子を再現
また帝国ホテルでも採用した大谷石の暖炉も作られていて
日のある所に人は集まり、安らぎ、団をとるというライトの考えがそこに現れています
暖は年に何回か催しの際に、実際に使われているそうです
所々に花や植木、芝生と緑が溢れ、ウィスコンシンの大平原を舞台としてライトが発想した草原住宅ということが窺われます
道を挟んで向かいに講堂があり、こちらではウェディングも
幾何学的なデザインで、曲線を排除した建築
しかし、そこには有機的な暖かみと、人が作ったという優しさを感じることができる
貴重な空間でした
建築を身近に感じ、楽しみ、自分の空間について考えることのできる場所
https://ja.wikipedia.org/wiki/フランク・ロイド・ライト